- 2019-12-15
こんにちは。
いちや です。
今回は、ル・コルビュジエについてお話したいと思います。
ル・コルビュジエは「近代建築の三大巨匠」の一人で、
国立西洋美術館本館を設計した人です。
出典:関東地方整備局ホームページ
すでに他界されていますが、
美術展をみていくと建築だけではなく、
絵画や彫刻、版画、壁画の分野でも活躍した方
であることがわかります。
フランスのプルマナック海岸では、
ダイナミックなピンク色の巨石群に
創造力を駆り立てられ、
アルカション湾の漁村の素朴な海辺からは、
女性をテーマに絵画を描き、
南米旅行では、
飛行機の窓ごしに眺める風景から、
都市計画のヒントを得たといいます。
旅をすることで自分の内面に変化が起きて、
今までの経験や知識をどんどん統合していく。
そして、その過程で創作された「開かれた手」という
タイトルの巨大なオブジェ。
オブジェそのものはル・コルビュジエが
亡くなってから20年後に作られたそうです。
1950年、当時のインド首相ネルーから、
パンジャブ州の「州都建設」を依頼され、
何もなかったヒマラヤの裾野に
チャンディガールという街が作られました。
その「街のシンボルとなるもの」が、
「開いた手」のオブジェだったのです。
ル・コルビュジエは、
大きくて力強い手をしていたといいます。
彼の手のひらは言葉以上に雄弁に、
思いを伝えていたのだと思います。
「手は開いている、受け入れるために/開いている、また誰でもそこにきて取ることができるように/手いっぱい私は受け取った/手いっぱい私は与える」(『直角の詩』「F3贈り物(開いた手)」)
ル・コルビュジエは、建築家でありながら、
詩人でもあったのですね。
自分を表現していき、
相手を受け入れていく中で、
互いの心の中に絆が生まれていく。
巨大なオブジェ「開いた手」は、
調和のシンボルだったのです。
確かによく見ると、そのシルエットは、
平和の象徴でもある白い鳩が、
「翼を広げて力強く飛び立つ」
ようにも見えます。
そこには全てを許して受け入れる
懐の深い「無償の愛」だけではなく、
“強さと、ちから(才能)”が表現されている
ような気がしてなりません。
私は、この「開いた手」をみてそう感じました。
ル・コルビュジエが描く様々な「開いた手」。
この巨大なオブジェ以外にも好んで、
「開いた手」をモチーフにした作品を残しているのです。
そこにはユニークな特徴があるのです。
・マイダンジョンカードの楽しみ方
⇒マイダンジョンカードで新感覚のエンターテインメントを楽しむ
・進化するアセスメントツール
⇒ゲーム感覚のアセスメントツールは自分を変容させる鍵
・7年かけて外すプロセス
⇒ヒューマンデザインでお金を稼ぐということ