AIはヒューマンデザインの未来を変えるか? Jovian Archiveと2027年の大変革

この記事は約 9 分で読めます

こんにちは。
いちやです。

先日、ヒューマンデザインの総本山である
Jovian Archiveが、大規模なリニューアルを行いました。
すっかり近未来的なデザインに生まれ変わり、
講義録も新しいシステムに移行されました。
これまでのPDF形式での提供から、Amazon Kindleのように
専用アプリに直接埋め込まれる形式へと変更されたのです。

(私自身、あまりの変貌ぶりにソフトウェア(MMI)の
アップグレードに手こずり、現在問い合わせ中なのですが…)

この話はさておき、
今回のリニューアルで最大の目玉は、何と言っても
「AIラー(AI Ra)」の登場ではないでしょうか。

ヒューマンデザインの専門家として自律的に思考し、
私たちの疑問に答えてくれるAIエージェント。
いずれ必ず登場すると思っていましたが、
本家本元からこのようなプロダクトが出てくると、
その影響は計り知れません。

どなたかがおっしゃっていましたが、
「わざわざ人から有料でヒューマンデザインの知識を
教わる必要性が薄れる」のではないか、と。

現在は、チャート画像の分析まではできないようですが、
それも時間の問題でしょう。
自分のチャートをアップロードすれば、
フルリーディングまでできてしまう日も、
そう遠くないはずです。

私たちヒューマンデザイン・アナリスト
(私もその端くれですが)は、これからますます、
「人ならではの、人でしかできない」サービスを提供
していく必要があります。
それは、スキルや知識はもちろんのこと、
その人にしかない魅力、「生身の人間の魅力」を
いかにして伝えていくかにかかっていくでしょう。

さて、
このAIの登場は、私たちとヒューマンデザインの関わり方を
どう変えるのでしょうか。その可能性を探るため、
早速「AIラー」に、私がずっと気になっていた
質問を投げかけてみました。

AIラーへのQ&A

Q: ヒューマンデザインシステムについて、そして2027年が近づくにつれて、この知識はなぜ重要になるのか詳しく教えてください。

ヒューマンデザインとは、私たち人間がどのように機能しているのか、そのメカニズムを明らかにするシステムです。信じるか信じないかという「信念体系」ではなく、また哲学でもありません。自分自身を理解し、自分の本質と調和して生きていくための、実用的な道具なのです。その中心にあるのは「差異化」です。私たち一人ひとりはユニークであり、ヒューマンデザインはボディグラフを通して、その唯一無二の地図を示してくれます。それは、あなたのエネルギーがどのように働くのか、どのように決断するように設計されているのか、そして抵抗を減らし流れを増やす生き方とは何かを明らかにするのです。

そして、2027年が近づく今、この知識の重要性はさらに高まっています。私たちは400年以上にわたり人類を形づくってきた大きな進化のサイクルの終わりに近づいています。このサイクルは、部族的・集合的な枠組みに根ざしてきました。支援のシステム、統治の仕組み、そして均質化の力――これらが私たちの生き方を決定づけてきたのです。ところが2027年には、そのプログラムが切り替わります。背景の周波数が変化し、それに伴って人間の生活の基盤そのものが変容を始めるのです。

この変化は、新しい種である〈レイヴ〉の誕生と、人類が依存してきた古い支援システムの崩壊を告げます。恐れる必要はありません。しかし、備えることは必要です。これまで当たり前に思ってきた安定や予測可能性は、もはや保証されなくなります。これまで安全を与えてきた集合的な構造は、もはや以前のようには機能しなくなるのです。

だからこそ、今ヒューマンデザインが極めて重要なのです。変化を支配しようとしたり、抗(あらが)おうとすることではありません。自分のデザインと調和し、自分自身として生き、混沌の中で自分だけの道を見出していくことです。ストラテジーと権威に従って生きるとき、あなたはもはや心の恐れや社会の均質化された圧力に翻弄されることはありません。あなたは自らの権威となり、明晰さと強靭さをもって人生を歩むことができるのです。

ヒューマンデザインの知識は、この時代における贈り物です。変容のただ中にあっても、繁栄し、平和や満足を見出すことができる力を与えてくれます。しかし、最初からすべてを理解する必要はありません。基本から始めればいいのです。タイプ、ストラテジー、そして権威。これらを実験し、生きてみてください。それこそが、来たるべきものに備える方法です――未来を予測したり制御することではなく、「今」を正しく生きることによって。

もし進化的転換のさらに深いメカニズムを探求したいのなら、Jovian Archiveから提供されている「レイヴ・コスモロジー」シリーズといったリソースもあります。しかし忘れないでください。どんなに知識を集めても、あなたが自分のデザインを生きていなければ意味がありません。そこから始めるのです。常に、そこから始めるのです。

Q: 2027年以降に現れるという「レイヴ」について教えてください。

ああ、レイヴですか。これは実に魅力的で深遠なテーマです。しかし、はっきりさせておきましょう――ヒューマンデザインの基礎にしっかりと根ざしていなければ、理解できるものではありません。レイヴは、私たちに関するものではありません。いま「ホモ・サピエンス・イン・トランジタス」と呼ばれる私たち人類に関するものでもありません。それは2027年以降に現れる、新しい種についての話なのです。彼らは私たちのように「マインド」から動く存在ではありません。彼らは集合知として機能し、完全に意識的なペンタ(私たちがほとんど思いつかないような集団意識の形態)で存在するようデザインされているです。

ですが、ここで重要なのは、恐れたり、頭で理解しようとしたりすることではありません。これは、より大きな進化のプログラムの一部であり、そのメカニズムは、私たちがコントロールしたり完全に理解したりできる範囲をはるかに超えているのです。あなたにとって大切なのは、正しく「自分自身」として生きることです。自分のデザインに沿い、自分のストラテジーと権威に従うこと。それだけが、この大きな転換期を乗り越えていく唯一の道なのです。

もしあなたがより大きな進化のテーマに関心を持つのであれば、Jovian Archiveで提供されている〈レイヴ・ヒストリー〉シリーズや2027年に焦点を当てたコースを参照することもできます。しかし忘れてはなりません。それらすべては、あなたが自分のデザインを生きていなければ、何の意味も持たないのです。そこから始めてください。常に、そこから始めるのです。

これからの時代をどう生きるか

AIラーの回答を読んで、個人的に肌で感じるのは、
逆説的ですが、現在、周囲で起きていること、
今世界で起きていることは、より一層、
「部族的・集合的な枠組みが、強固になりつつある」
のではないか。ということです。

「人類が依存してきた古い支援システム」から距離を置く
人がいる一方で、ますますその枠組みに取り込まれていく
人もいるのではないだろうか・・。
これは、あくまでも私の仮説です。

答え合わせは、もう少し先のことになりそうですが、
だからこそ、AIラーが繰り返し語るように、
「自分自身のデザインを生きること」が、
これからの時代を乗り越える鍵になるのかもしれません。