野草(草花)のチカラに魅せられた理由

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こんにちは。
いちや です。

 

「野草(花)の不思議な魅力」
それを知ったのは、
1983年の映画「時をかける少女」。
ラベンダーの香りと共に、
まさに“時をかけた”ことでした。

 

フィクションとはいえ、
私にとっては衝撃的。

 

そして、その後、私は再び、
野草(花)の不思議な魅力と
出会うことになったのです。

 

私が、自然写真とりわけ
野草(草花)の姿と、
そのチカラに、
魅せられてしまったエピソード
についてのお話です。

 

叔父が大病後に北海道の花鳥風月に心動かされる

 

20年前に遡ります。
北海道に住む私の叔父は、
定年退職したら、
趣味は「自然写真を撮ること」に
決めていたそうです。
退職後に直ぐ始められるよう、
事前に通信教育を受講して
準備を整える。
という念の入りよう。

 

そもそものきっかけは、
退職前に大病を患ってしまったこと。
そこで改めて、
大自然が織りなす四季折々の風景と
嫌でも向き合うことになり、
気がつけば、
北海道の花鳥風月に心動かされた。
といいます。

 

「灯台もと暗し」で、
健康で元気なときには、
(四季が織りなす花鳥風月には)
気づかないもの。

 

「せっかく素晴らしい環境に
身を置きながらもったいない」と考え、
自ら写真を撮ることで、
「花鳥風月をたしなむ」と、
決めたのだそうです。

 

叔父は言葉どおりに自然写真家へ

 

定年退職の翌年のこと。
叔父は言葉どおりに、
自然写真家になっていました。
お昼のお弁当を持参して
夫婦で郊外の公園に出向き、
自然と触れ合いながら写真を撮る。

 

公園や山道を歩いていると、
写したくなる不思議な瞬間が
あるそうです。

 

「どう、綺麗でしょ 私を撮って!」

 

視界へ飛び込んできてたかと思うと、
なにやら花が呼んでいるといいます。

 

シャッターを押さずにはいられない。
どうしたら、
より綺麗で魅力的に写せるのか。
ちょっとした拘りで、
あっという間に時間が過ぎていく。

 

在り方を主張している野草(花)の姿

 

同然のことながら、
写し手がそういう思いを持って
シャッターを切るわけですから、
仕上がった写真は、
まるでグラビアを飾る女優のような
華を感じるのです。

 

魅力的な花の写真は、
花が何かを主張しているんですね。

 

花のもつ力は、
人の心を虜にするだけではなく、
人の心を癒すお手伝いもしてくれる。
なんと素晴らしいことでしょう。

 

当時の私は、
“にわか写真家”でしたが(笑)
(今も全く変わりませんが)、
畏敬の念を持って、
聞いていました。

 

ちなみに私の両親の実家には、
叔父さんが撮った素敵な花たちの写真が
今でもいくつか壁に飾られています。

 

北海道の写真家である前田真三さん
のことは知っていたので、
“自然写真”には興味ありましたが、
自分の身近なところで、
“人生の過ごし方、生き方”までも、
変えた人がいたこと。

 

「野草(花)のチカラ」に感銘を受けた
瞬間でもありました。

 

あなたは、
テレビの向こう側の俳優(女優)同様、
「野草(花)のチカラ」を感じたことは
ありませんか。