ヒューマンデザインで中森明菜さんを読み解く

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こんにちわ
いちやです。

先日、某TV番組「昭和歌謡紅白ベストテン」で、
中森明菜さんが必ず涙する楽曲があって、
それが「難破船」だということを知り、
「あー中森明菜さんは、ヒューマンデザインなら、
感情権威なのかなあー」と思いながら、
どんなチャートなのか気になり始めました。

中森明菜さん、私が当時10代後半のころ。
松田聖子さん同様に女性人気歌手の一人でした。
デビューシングルのスローモーションは衝撃的でした。
(来生たかおさんの楽曲いいですよね。。)

それにしても、様々な思い入れがある楽曲とはいえ、
「涙するほど感情移入して感情がこみあげてくる」
ということは、
定義付けのない感情センターだからかもしれない。と、
直感的に感じたのです。

感情移入して感情が込み上げてきて、
いつもは冷静沈着に気丈に振舞うことができても、
ある一定の許容量を超えると、
ダムが決壊するように一気に感情を表出させてしまう。

チャートをみていくと、やはり感情センターが未定義
(色無し、白色)だったのです。
もちろん、感情センターが未定義だからといって、
「感情がない」 ということではありませんし、
この事自体に良いも悪いもありません。
あくまでも個性なのですから。

ところで明菜さんは、
タイプがプロジェクター(エネルギープロジェクター)、
プロファイルが、1/3です。

タイプに関していうと松田聖子さんと同じ、
プロジェクター(エネルギープロジェクター)なんです。
人類の5人に一人、およそ2割の人です。

「積極的に自ら行動を起こして切り開いていく。」
というよりは、
人から声をかけられて(才能を認められて)、
世に出ていくタイプなんです。
プロジェクターには、いくつかタイプがありますが、
エネルギープロジェクターは、
その中でも、「不健康な状況に陥りやすい」
とも言われています。

エネルギープロジェクター(プロジェクター)は、
「ヤル気」というか「活力」を周囲から得ていきますが、
プロジェクターの特性上、人との関わりの中で、
多くのプレッシャーを受けやすく、
受けたプレッシャーは外へと流して(開放して)いく
必要があるのです。

だからこそ一層、人との関わりの中で「招待を待つ」こと、
正しい環境、正しい人、正しい物事からの「お誘い」には、
注意深く接していく必要があるといわれているのです。

ちなみに、1/3プロファイルは、プロファイルの始まり。
占星術でいうと「牡羊座」みたいな感じでしょうか。
もちろん、解釈というか意味合いは、
「牡羊座」とは異なりますが。

1/3プロファイルの方々は、
「子供のように無邪気で屈託なく行動するタイプ」です。

さて、もう少し中森明菜さんのチャートを
深掘りしていきましょう。

チャート上の2つの赤丸が、スピリット定義となります。
スピリット定義から「自分にとってどういう人が必要
なのか(と無意識に感じてしまうのか)」を
知ることが出来るのです。

私からすると、
「もう十分じゃない」と思っていても明菜さんは、

コツコツ積み重ね芸術の域に達する(波長チャネル)、
誰よりも素早く真実を見抜いていく(脳波チャネル)、
直観に従って美しもの斬新なものを生み出していく(完成されたフォーム)

これらの才能を持った人たちを無意識に追い求めていく。
それは歌い手として、
より完璧で、より完成度の高さを追い求めるゆえ。
だからではないでしょうか。

明菜さんのチャートには、
変容チャネル(54.3月×32.3地球)と、
インスピレーションチャネル(1.5海王星×8.4木星)
2つのチャネルがあります。

いい意味で、物質的な成功を望み、
一方で人から正当な評価を得て認められるために、
一生懸命に、そしてストイックに取り組む方でもある。

また、明菜さん流の創造性。
それは、まるでベールに包まれたファンタジーのような
世界観なのかも知れません。
(メインテーマのパーソナリティ「62.1太陽」からも)

明菜さんのインスピレーションチャネルは、
たとえ、“陰”であっても、
「▼7.3金星」の「ニヒリスト」であったとしても、
群集から目立つ存在で居続けることが大切だし、
妥協してはいけないのだと。

そうしていくことが、
結果としてファンの方々に貢献し(還元し)、
あるいは後進のための模範になるのだと感じました。

スプリット定義がより一層、拍車をかけていくでしょう。

でもこれらのことは、決してネガティブではありません。
逆に強みとして活用していくことで明菜さんらしく、
ヒューマンデザインでいう、
「人生に抵抗なく楽に生きられて、ご機嫌でいられる」
ということでもあるのです。

チャート全体を通して感じたことは2つあって、
一つは明菜さんの自己表現は、
様々な可能性を秘めているということ。
そして、もう一つは、やはり感情センターに。

プロジェクター本来の資質として持つ、
人をガイドする道先案内人のような管理者としての役割。

それはきっと、
今までの様々な経験を同じ志を持つ後進のため、
マヤというこの現実の世界で、
伝えていくのではないか「45.2木星」。
と感じたのでした。

そうすることで、「22.1土星」の、
たとえ「二等の切符」を手渡されたとしても、
喜んで受け入れて「二等の世界」を楽しみ尽くすことが
できる方なのだと。

「二等の世界」で、いま突如思い出したのは、
地位も境遇も異なる男女のラブストーリーを描いた
映画「タイタニック」。

二等といえば。
「タイタニック」の青年ジャックは「二等の世界」の人。
(たぶん、実際は三等客室だったに違いないけど)
ひょんなことから、一等客室のローズと出会う。
VIPな人が、「二等の世界」の人と縁が結ばれる。

そう考えると、色々な意味で明菜さんが持つ、
未定義の感情センターの休眠ゲートである「22.1土星」。
とても興味深いゲートに感じてしまうのです。