- 2018-06-10
こんにちは。
いちや です。
今日は、心理学教授レヴィンソンと、
テレビCMにまつわるお話しをします。
ある資料を読んでいたら、
米国イェール大学心理学教授の
レヴィンソンは発達段階の
「移行期」に焦点をあて、
キャリア発達理論を展開した。
・・・・
人生には一定のパターン
(ライフサイクル)があるようです。
30歳前後の過渡期で直面する課題は、
「焦燥感」、「さまよい」、そして、「無力感」。
とても小難しいのですが、
さまざま社会での制約を感じて、
現実的な選択になってしまう。
家庭の中でも
夫、妻、父、母、子供など、
社会的な役割が増えていく。
20代とは違って、
思い描いていた夢の
可能性が限定されてしまう気分。
だれもが30歳前後で、
体験というか、経験するのかなあ
とか、
この課題をサボってしまうと、
どうなるのかとか(笑)、
いろいろと考えた。
眠くなりつつも、
私は、ふと、ウイスキーの
テレビCMのことを思い出しました。
(銘柄は、もう記憶にないです)
ずいぶん昔のことなので、
記憶が曖昧なのですが。
ある一人のスーツ姿の男性が、
バーのカウンター席に座る。
そして、目の前のバーテンダーと
おもむろに話し始めます。
しかも、ため息まじりで。
「今夜で20歳も終わりなんです。
あした、30歳になるんですよ。」
お店のバーテンダーは欧米人で、
ダブルスコアほど離れたこの男性に、
茶目っ気たっぷりな満面の笑みでこう答えた。
「あした、30歳になるのですね。
そうですか・・・
じゃあ、来年は31歳ですね。」
たわいのない、ほんの10数秒ほどの会話です。
本人は、30歳になることを
深刻に受け止めているようだけど、
ダンディーなバーテンダーは、
ただの通過点じゃないか、深刻になるな!
と、いわんばかりな笑顔なんですよ。
なぜ、このテレビCMを覚えているのか。
というと、私も同じ年齢だったから。
その当時、
何故かとても元気づけられたことを思い出します。
この間、というか、
雰囲気がとても好きでした。
さて、このテレビCMの
男性に何があったのでしょうか。
仕事の悩みなのか。
恋愛の悩みなんだろうか。
友人との人間関係の悩みなのだろうか。
実は、このテレビCM、
シリーズ化されて、
女性バージョンも登場したのです。
女性もスーツ姿だった。
ストーリーは、全く同じ。
でも女性バージョンは、
きっと、恋愛のことなんだろうと、
直感的に感じました。
ダンディーなバーテンダーは、
この訳ありな、男性と女性に
どんな会話を繰り広げたのでしょうか。
ほんの10数秒ほどの
この会話というのは前振りであって、
信頼関係を築くきっかけに、
過ぎないのです。
まったりとしたこの雰囲気。
この後、きっと男性も女性も、
人には言いにくいことや、
抑え込んでいた思いをたくさん、
話したことでしょう。
人生には、
一定のパターン(ライフサイクル)
があるのです。
そのパターンの節目で、
あなたは、どんな『課題』と直面し、
どのように『課題』を受入れ、
乗り越えてきましたか?
・同一労働、同一賃金の本当の意味とは
⇒働き方改革 あなたは価値あるものを生み出していますか
・心理学は進化している!どんな自己啓発より面白い
⇒心理学を学ぶ道を選んだ同級生は時代の先を読んでいた
・私たちは意図を持って両親を選び生まれてきた
⇒自分の人生の中では自分が主人公