- 2018-06-15
こんにちは。
いちや です。
「働き方改革」という言葉。
とても耳障りが良くて、
人に優しいイメージを持ちますよね。
今の辛い状況を緩和してくれる法案ではないかと。
でも、私なりに紐解いていくと、
40代後半、とりわけ50代のサラリーマン
にとっては、厳しいものかもしれません。
働き方改革は、
「一億総活躍社会を実現するための改革」です。
日本の国民が活躍できる社会。
少子高齢化が進む中で、
日本という国を支えていくために、
「一円でも多くの税金を払ってもらいたい。」
というメッセージにも感じとれます。
そして、日本の国民が活躍できる社会を
実現するには、下記の課題があるというのです。
1.長時間労働
2.非正規と正社員の格差
3.労働人口不足(高齢者の就労促進)
これらを解消、改善する方策のひとつとして、
「同一労働、同一賃金」があります。
担当する職務が同じであれば、
年齢、性別、人種、非正規と正社員など関係なく、
同一の賃金・待遇を保障するというもので、
欧米では当たり前のことなのかもしれません。
多くの日本の企業は、
これまで、社員の「職務遂行能力」に対して、
給与が支払われて、
いわば、年功序列の年功賃金だったわけです。
感覚として、
もうすでに年功序列の年功賃金は崩れていますが。
私が屋台のラーメン屋とします。
そして、自分が作るラーメンが、
最高の素材を使い、頑張って作ったんだから、
「旨いはずだ」と、みんなに勧めても、
食べるお客が「旨くない」といったなら、
それまでなわけです。
かつては、頑張って作れば、
その頑張りを認めてくれた時代もありましたが、
企業も、今はそんな余裕がないわけです。
ところで、私が社会人になりたての頃、
「社畜」という言葉が流行りました。
その通りだなと思いながら、
同僚や先輩の後ろ姿を見ながら、
このままではいけないなと、
半ば、諦めの気持ちで、
過ごしてきたことを思い出します。
理不尽なこともたくさんあった。
と思いますよ。
社会人は、こういうものなんだなと、
納得していたんですね。
当時のテレビコマーシャルで、
「24時間戦えますか」っていうのがありました。
知らず知らずのうちに、
どんどんと、煽られていく。
戦えるわけがないんですよ。
当たり前ですが(笑)
そうやって、
がっちりと会社の歯車になっていく。
私たちの多くは、
そんな時代を乗り越えてきたのです。
あなたは、どうですか。
年を重ねていっても「お客が旨い」と、
いってくれる価値あるものを生み出していますか。
仮にもし、そうでなかったとしても、
自分を責める必要はありませんよ。
なぜなら、あなたの存在は、
十分に価値あるものだからです。