- 2020-09-22
こんにちは。
いちや です。
今日は、「昨今の南の島(離島)
のブームは、あの1990年のバブル期
と同じで、歴史が繰り返しているだけ
なのか」
についてお話しします。
先週の日曜日の昼下がり。
私は急いで、
電車に駆け込みました。
座席が一つ空いていたので
何も考えずに息を切らしながら
座る。
気が付くと、となりで二人の
男子学生たちがワイワイガヤガヤ
と話をしていた。
「うるさいなあ」と、思いながら、
ついつい聞き耳を立てていた。
どうやらバイトでお金を貯めて、
仲間たちと旅に出る計画を
練っている。
日常はとても退屈な毎日で、
刺激がないらしい。
気分転換に離島を目指すのが、
旅の目的。
これはまあ、
昔からよくある話。
南の島がいいといい、
小笠原諸島、沖縄の島々とか。
彼らの話では、
だんぜん、宮古島が人気。
宮古島はダイビングスポット
として有名なことは知っていたが、
魅力はそれだけではないようだ。
鉄人レースのトライアスロンを
はじめ、若者の心をくすぐる
さまざまなアクティビティ
が企画されているらしい。
自然を堪能する。
動植物を堪能する。
日頃の喧騒から離れて
非日常的な空間や出来事に
憧れを抱くというのは、
よく分かる。
それにしても自然だけでは、
飽き足らず、プラスアルファを、
求めているところが、
とても斬新に感じた。
なんと欲張りなんだろう。(笑)
ふと、
私が学生だったころのこと
を思い出した。
不謹慎かもしれませんが、
私が学生のころは、
夏休みに南の島、
当時の新島とかよろん島などに
行くというのは、
出会いを求めた、よこしまな
下心のある若者なのだという、
今思うとかなり偏った、
思い込みがありました。
出会いを求めるために
南の島に行く。
若者たち、とくに女性の
ファションとか、スタイルとか、
そういうところに焦点があてられ、
雑誌を賑わさせていたような
気がする。
今考えると馬鹿げた話で、
マスコミやメディアが作り上げられた
幻想の中で、私が勝手に動かされて
いたともいえますよね。
実際のところ、その島に行って、
経験した人でないと、真実は、
わからないわけです。
行き過ぎた行動をとる人もいれば、
純粋に出会いを求める人だって
いたと思うのです。
1984年「天国にいちばん近い島」
という原田知世さん主演の映画が
ありました。
舞台はニューカレドニアで
日本ではありませんが。
主題歌も原田知世さんで
「天国にいちばん近い島」は、
作詞:康珍化、作曲:林哲司という
当時の歌謡曲の最強コンビでしたね。
無口でおとなしい性格の女の子が、
天国にいちばん近い島で、
さまざまな出来事に遭遇するうち、
いつの間にか明るい女の子へ
変わっていく・・・。
フィクションだったとしても、
“南の島は人を癒やしてくれるんだな”
と、誰もがすり込まれてしまう。
そして時代は、1990年の
不動産バブルへと突き進む。
時代が移り変わり、
再びバブルの再来かと思われる今。
でも、私の印象としては、
今の若い人たちは、
どことなく覚めているのではない
でしょうか。
1980年台後半と、
現在は、やっぱり違うのです。
趣味嗜好が多様化したからですか?
当時はインターネットやSNSが
なかったからですか?
最近は日本人だけではなく、
海外からも多くの外国人たちが、
日本人が楽しいと思う、
経験や体験をしに、
ネットを通じてやってくるのです。
この人気というかブーム
というのは、何が引き金となり、
広がったのでしょうか?
SNSを駆使したインフルエンサー
たちなのでしょうか?
日本がかつてのバブル期に、
離島(南の島)ブームがあった
と同じように、歴史が繰り返しているだけ
なのでしょうか?
・・・だとしたら、
私はとても悲しい。
離島(南の島)ブームで、
決して終わって欲しくない。
踊らされた
自分自身の戒めも込めて。
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